古都、その伝統と革新 21.8.2 今日の日本料理と呼ばれるものの源流をたどると、京料理に行き当たります。 パリや北京といった、その多彩な料理で世界に名を知られる都市と同様に「内陸の首都」である京都では、遠方の食材を生かすための保存調理技術が発展してきました。 一方で、周辺の土地の素材を生かす郷土料理の側面も持っています。 また、その長い歴史の中で、貴族の料理であった有職料理、寺院の精進料理、茶の懐石料理、あるいは伝来の南蛮料理や中華料理、卓袱料理など、様々な料理の影響を受けてきました。 前の記事へ 次の記事へ