お揚げ愛
京都人は、油揚げに特別な親しみを抱いていると思います。
「お揚げさん」京都人は油揚げのことをこう呼びます。“揚げ”に前に“お”をつけて、おしりに“さん”をつける。
お茶とかお豆腐とか“お”を前につけるのは沢山ありますけど、おしりに“さん”をつけるのはお天道さんとかお豆さん、お月さんと少なめ。
それだけ生活に密着していて親しみを持っているのが原因と推察されます。
平成29年とちょっと古いデータですが油揚げの年間消費量で京都は47都道府県中1位になっています。その数は約70枚。2位の約50枚を大きく引き離しています。 そのまま焼いて食べたり、おうどんに入れたり、菜っ葉と炊いておばんざいにしたりと結構京都人ってお揚げさんを食べているんだなぁと思いました。