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京都よきもの

「水 水菜 女 染め物 みすや針 寺と豆腐に 黒木 松茸」

 

とは、江戸の昔、二代目市川団十郎が「老いの楽しみ」(寛保二年/1742)で、京のよきものとして並べあげたものです。豆腐は京都の名物として古くから全国に知られ、現在も京料理には欠かせない食材です。

 

平安時代以降、京都は全国から食材の集まる日本の首都であり、国内のみならず外国の使節も訪れる国際都市でした。そうして集まる各地の素材や外国の料理を食文化に積極的に取り入れようとする、進取の気質が伺える事例がいくつもあります。

南禅寺豆腐屋服部

豆腐は、元来中国から渡来したものです。その起源は、「本草綱目」にある漢の高祖外孫、准南王劉安が発明した紀元前二世紀にまでさかのぼる、というのは伝説に過ぎないようですが、それでもかの地では、既に唐代には広く一般に食されていたようです。

 

日本では、入宋した僧が持ち帰ったのが起源とされています。院政末期寿永二年(1183)、奈良の神官通中臣祐重の日記に、「唐符」とあるのが日本の記録に残る最古のものであり、その漢字の表記からも、伝来のものであったことがうかがわれます。

 

豆腐は、古くは冬季にはるばる奈良や宇治から京都へ運ばれてきていたようです。その後、室町末期には、その水の良さから京都で生産されるようになり、名物となりました。

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